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黒糖焼酎 「長雲」

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2008年夏、己は炎天下の中とある酒屋へ愛車(チャリ)を走らせた。
距離は4kmと短かかったが坂よ!最近、運動といえば犬ちゃんの散歩位の己には
久しぶりの重力によるAGAINST。
結構急な1つめを時速1km位になりながらも汗まみれで登りきり今度は
重力ターボで一気に下る。
生田の開かずの踏み切りを越すとまたもや坂が。
それ程勾配も急では無いので楽勝か?っていつまで続くんだ。
延々と?km、照りつける熱線、500mを過ぎた辺りで私の脳裏にはまた日景TDOの
言葉がよぎりました。あの時引き返していたら今の私は無かったであろう。
そして再び風を斬り下降。しかしこの熱さの中、汗など引くことは有りません。
このままでは脱水症状になり危険と判断した私は沿道に発見したB〇〇K 〇FFで涼を取ったのであった。
まあそんな事はどうでもいいですね。
さて何故この様な思いをしてまでその酒屋に向かったのかといいますと泰明の時にちょっと触れた
「兼八」を捜し求めてであったのですがそこの酒屋のHPに他にも飲みたかった銘柄が掲載されていた
からでありました。で、前記の通り「兼八」は手に入らなかったもののもう一つのお目当て
「長雲」を入手し帰宅したのでありました。因みに帰りは別の道で帰りました。
この「長雲」、初めて見たのは秋川の故ムツゴ■ウ王国の傍のトンネルの現場に行った時でした。
昼休みにやることも無く秋川の駅傍を探索していると東名川崎IC近くにもある酒の量販店PASSP〇RT
が有りそこで1升4000円で売っていたのを目撃。
その後、その川崎IC近くの同店でも4000円で売っているのを確認しましたがこれじゃあ手も足も出ねえ。
しまいにゃあ飲み屋で注文しても品切れとか言われる始末。じゃあメニューに載せんな。全く。
砂を噛む様な思いをかみ締めながら幾年月。会社の忘年会で社長が原酒をくれるというのを期待せず
に忘れかけていたら本当にくれました。2005年の事ですが。
原酒は流石にアルコール度が高い為かやや辛めで「ああ原酒ね。」という感じでしたが
サトウキビの嫌味でない雑味が感じられ美味しく頂いたと記憶しております。
そして苦節3年、ついに原価で入手に成功。この想いをぶちまけるにはそれ相応のアテが必要です。
丁度、実家から戻った妻の土産、金目鯛の干物を焼き男前豆腐をそのまま頂きます。
いざ開戦、いや開栓。匂いは朝日の様な甘~い黒蜜臭というよりも
もうちょい爽やかな黒糖焼酎独特の香りでそれが強い感じ。期待大。
さてそのお味は…先ず、味の濃さが感じられます。甘みも勿論有りますが、兎に角濃いという感じ。
そして原酒でも感じられたサトウキビ独特の雑味感。同じ様に雑味感を前面に押し出した「天下一」
とは美しさが違います。「天下一」はもっと下品な感じでまあ美味いのですがそこばかりが目立ちます。
雑味と甘みが絶妙のバランスで絡んで凝縮された感じです。流石に美味し。
最近は結構原価売りで見る機会も増え、飲み屋でも見かけるので黒糖好きの御仁は是非飲むが良いさ。