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PunkバンドGOのUseless Information

麦焼酎 「確蔵」No.042062

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2004年。それは己にとっては激動の1年で御座いました。
GOはドラム君の転勤により登戸から東日本へと勢力を拡大。
海を越えたバンドと大きく飛躍?し活動縮小。
季節外れの台風にも負けず「開聞岳」登頂。
そして宿泊先の宿で立往生(立ったまま気絶)。
そして最大のサプライズは己ごときが結婚できた事。神風吹いたさ~。
それに伴い20年近く住んでいた登戸を離脱。
横浜市民なんつう者になったのでした。
その後、紆余曲折を経て鮭が川に帰るが如く多摩川沿いを北上。
現在に至るので御座います。
そんな私の人生の転機となった2004年に仕込まれたというこのブツ。
そのままで瓶貯蔵5年の古酒ですよ。
前回の「天の川」同様、SEARCH AND BUYをせず1週間置いたら…
無い!
と思ったら残り2本が芋焼酎の裏に入ってたさ。
蓋に積もった埃と傷だらけの裏ラベル(写真右下)が決して楽ではなかった月日を想わせます。
しかもコレクター垂涎物のナンバー入りですぜ。
開栓にも力がこもるというものです。
二条大麦「ニシノホシ」2/3に対し米「コシヒカリ」1/3
で仕込むというこの壱岐焼酎はかなり味が強い。5年物の賜物か?
米の甘みも強く香ばしさも今まで飲んだ壱岐焼酎の中では(といっても3つですが)一番強く感じました。
氷が溶け甘みが薄まるにつれ香ばしさが浮き出てくるのは麦焼酎共通した現象の様ですね。
境遇?は違えど我家と同じ月日を歩んできた故、この酒に愛着は沸きますが美味いのでガンガン飲んじゃったさ。
アテは鹿児島の郷土料理「とんこつ」のナンコツバージョン。
壱岐の酒に鹿児島の郷土料理とは前回書いた記事の内容と矛盾していますね…
言い訳させて頂きますとこのアテは本当はこの銘柄の為では無く前の週に購入した
鹿児島の麦焼酎「蔵の師魂」の為に作成しようと豚ナンコツを仕入れこの日に備えたものでした。
しかし師魂こがして、燃え尽きました。1週間たたずして殆ど飲んじゃったのです。
因みに「蔵の師魂」は甕つぼ仕込みで樽酒の木の様な(甕つぼの風味?)風味のするちょっと独特の
麦焼酎で味はしっかりしているので美味いです。ラベルの糊が弱くやたら剥がれ易いのが難点か?
さて「とんこつ」に話を戻しますと本来、豚の三枚肉を用いた味噌煮込みとの事。
三枚肉の意味も最近知った己には入手する術も無くネットでレシピ調べたらナンコツ使っている方がいて
真似したという訳で御座います。ナンコツ40円/100gくらいでむちゃくちゃ安いしな。
例の如く文明の利器、圧力鍋で軟骨部がトロリンチョになるまで煮込み大根と蒟蒻を加え麦味噌で味付け。
麦味噌は長崎のだったのでほんのちょっと長崎寄りの鹿児島郷土料理「とんこつ」?否、「なんこつ」が出来たさ。
名古屋の味噌煮込みおでんの如く赤黒い見た目とは裏腹に味はそれほどしつこくなく円やか。黒糖も入れたしな。
残った煮汁は翌日、大根増量して味噌煮込みうどん、翌々日は豆腐入れて飯にかけて喰ったさ。