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米焼酎 「完がこい」玄米仕込み

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球磨焼酎のポピュラーな銘柄「豊永蔵」の酒造が送り出した限定商品「完がこい」。
その中でも仕込みが難しいとされる玄米を用いた玄米j込みで御座います。
三日麹咲いたさ~の時話した店員の兄ちゃんによると既に廃盤、デットストックのみ。
普通の球磨焼酎と違ってクセが有るとの事。
更に「蔵に無理言って入れてもらったんですよ~。」の言葉が決め手で御座いました。
¥3150と予算オーバーでしたがポイント使ったから大丈夫。
暗緑の瓶。表面の中央、小さな緑の正方形ラベルに完の文字。(写真)
シンプルかつ重圧な感じのするしゃれっぺえ装丁。
中期以降(LungFishとか)のDISCHORD系って感じっすか。
開栓時の匂いは意外とすっきりフルーティでクセは感じられません。
本当に味はクセ者なのかと不安を抱きつつ氷が溶ける前に先ず一口。
ナヌ!スッキリさわやかじゃねえか!クセのクの字も無し!
球磨焼酎特有の甘口の日本酒からベトベト感を抜いた様な甘みさえ感じません。
店のニイちゃん曰く「基本は球磨焼酎ですから」甘みは有ると言っていたが…
まあ飲み進めて氷が溶けてくると例の如く甘みは推参するのですが…話が違いませんか?
2杯目を注いでまた氷が溶ける前に一口。すると…
なんと今度は甘いじゃありませんか!
もう一口含んで確認するもやはり甘い。確かに球磨焼酎特有の甘みが其処に存在したのでした。
怪奇「完がこい」
まさかスッキリ部と甘い部が分離して瓶内に存在…
な訳ありませんがその後も日によって感じが違ったりなんかしちゃったりして
謎は解けぬまま1升終了してしまいました。
後で調べた所、「完がこい」の中にも何種か有ってこれは減圧蒸留のようでした。
ならばスッキリしていてもおかしくないとは思いますが時折見せる牙(甘み)は?
要は気の持ちようという事になってしまうので美味いからいいという事で己内決着。
さてこの不可思議なブツを飲むのに相応しいアテとは?
スッキリ時も甘い時も言うたらポン酒っぽい感じも無きにしも有らず。
ならば魚類。そこである一節が脳裏を過ぎったのでした。
「天ぷらが喰いたくてドロボーしてる奴は誰だ~」
すげえ歌詞だ。己は「天ぷら」より「渚の天婦羅ロック」派です。
「天婦羅」。それは我家の台所で一度も製作されたことの無い蛮勇なる者。
20数年前、風呂無しアパートに住んでいた己は意を決して揚げ物大会を試みた。
結果、1週間近く家の中じゅうが油臭くヌルヌルになってしまったのだ。
それ以来、己の台所では揚げ物は御法度。妻にしてもまたしかりだった様だ。
しかしやはり揚げたての魅力は捨てがたく終に山が動いた。(お許しが出た。)
一通り揚げ物グッズを揃え、いざ食材を。やはりキス天(もしくはメゴチ)は外せん。
ふんわりと揚がった白身魚の味はきっとこのつかみ所の無い米焼酎に合う筈だ。
が、無い!
漫画「ファンシーGUY、きゃとらん」でその名を知らしめた?川崎市多摩区中野島周辺では今日日、
天婦羅作成を自宅で敢行する家庭は希少なのか?
スーパーでは開いたのは元よりキス(メゴチ)という魚さえ売っていない。
3軒回ったが無い。しかし己的にはどうしても外せなかったので3軒目で既に揚げてあるキス天買ったさ。
他にナス、舞茸、タラの白子、さきいかを用意しいざ。
キス天は2度揚げして香ばしさを維持。
してやったり。やはりこの酒にはキス天が合いました。
舞茸やナスもんま~。白子はクリーミーさきいかは前日B.T.B、S太郎氏に伝授頂いた衣にマヨネーズ
を少しいれるという裏技(こうするとカリッと揚がるそうだ)を用い正におつまみ的に。
ほら、天ぷら~

追記:稲田堤駅近くの例のスーパーで開いたキス売ってたさ。