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PunkバンドGOのUseless Information

各告知&残草蓬莱「フィーバー777 純米酒」(神奈川県、愛川町、大矢孝酒造)

先ずはドラム君飲み屋情報から。
現在5月中旬オープンを目指し、鋭意改装中でございます。
店名は「MONKEY WRENCH」です。
川崎のクラフトビールがメインだそうです。

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こちらがショップカード

7月のライブはチラシが数種類、存在します。
やもすると演奏しかしないメンバーも居るなどバンド内で役割分担の様な構図が勝手に出来てしまいがちですが
メンバー全員がチラシを作るというマナブ君の素晴らしい発想の元、実行されている訳だ。いや、訳です。
バンドってイイよね。
という事でそれに応える意味で、こちらでも全種類、掲載しなくてはと思う、訳です。

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マナブ君作、一目で解る世界観は流石っす。

2018年7月15日(日)新代田FEVER
Bleeding Records企画「鬼人奇才 ドクゼツナ コドクナ ドクガ」に参加させて頂きます。

で、FEVERといえばサタデーナイト。トラボルタですよね。

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しかしながら、こんなFEVERも有る訳です。

「残草蓬莱 純米 フィーバー777 」

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神奈川県の中西部、宮ヶ瀬湖の近くに有る愛川町にて醸されるこのお酒。
一升2268円とリーズナブルな値段でありながら非情に美味い。御美事で御座います。
出羽燦々という酒米を77%まで削り7号酵母なので777らしいですが75%の時もあったらしいのは内緒ですぞ。
まろやかな熟成香で味の方もイイ感じにカラメル風味と甘味が有りますがべた付かずキレが良い。
こんなもん燗つけたら美味いにきまってますよね。
40度位のぬる燗でキレイに味が膨らんでとてもよろしいかと。
奴等はあまり立って来ませんが70度位まで上げてもバランスが崩れませんよ。

前々回の記事で書きましたがこちらの蔵にもおじゃました事が有ります。
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蔵の入り口に聳え立つケヤキ。ですから無許可で載せてもイイですよね。

泡盛伊是名島」のTシャツを着て作業されている蔵人の方に写真とって良いデスカ?と聞いた所、
なんと奥の作業場の方まで案内してくれました。
夏場だったのでひっそりとしていましたが逆に造りの時期だったら無理でしょうし
一人で蔵見学出来るなんて贅沢ですよね。有難うございます。

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瓶ですからイイですよね。

こちらの蔵の銘柄は現在、速醸系の「残草蓬莱」、
系の「昇龍蓬莱」の2系統になっておられます。

折角なので私が飲んだ「残草蓬莱」シリーズもイキますわよ。

「残草蓬莱 純米吟醸 無濾過生原酒 Queeen」
ちょっと前から流行っている低アル酒(12%)です。加水で低アルにするのではないので非常に技術が要るそうです。
12%なのでQueeen(e3つでした)だそうでこちらの蔵はそんな感じの命名が多いですね。
きめの細かい微発泡が有り酸味、甘味、コクのバランスがお美事で困った事にゴクゴクいけてしまいます。。
意外と揚げ物なんかにも合いますわよ。

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カキフライ、ラッキョウマヨネーズにて。

「残草蓬莱 純米吟醸 出羽燦々
上記2銘柄も出羽燦々を使っているので出羽燦々おそるべしと買ってみました。
Queeenは香りがかなり立っていて派手でしたがこちらは火入れだからか意外と派手さは無く控えめな米の香りが心地よい。
あ、Queeenの方は山田さんも入ってましたがね。
ひやでは控えめな甘味とコクがとてもバランスよくこれまたお美事でゴクゴク。
燗は30~40度が甘味が増して美味いと思いました。55度以上は酸が勝ってくる感じでした。

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イヌにて。

「残草蓬莱 四六式 無濾過生原酒」
こちらは麹に焼酎で使う白麹を用いたブツでクエン酸が多く出るそうです。
疲れた体に効きそうですね。
これは初年度だったので酸度が2.8でしたが現在は4近いみたいです。
やはり開栓時は微発泡していてクエン酸という先行イメージからか
やや酸っぱいような感じがして爽やかさでお美事でゴクゴク。
燗は一気に感じが変わって色々と膨らみますよ。これもまた美味いのです。
あ、四六(しろ)式から来ているそうです。白と書いて…
現在の酸度でまた飲んでみたい、いや飲もうと思います。

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イヌも疲れが飛んだ様です。

「残草蓬莱 特別純米酒
残草シリーズはラベルのデザインは一緒ですが色で特定名称別けしておられます。
金が大吟醸、赤が吟醸、青が特別純米、緑が純米、茶は?純米てな具合に。
青の定番、特別純米酒です。米の旨味がしっかり感じられて程よい熟成感も有り
比較的近所の前出、相模灘の定番特純とは違うベクトル、45度の位置、あさっての方向ですがこちらも美味いですぞ。
ひやおろしも美味かったです。


「残草蓬莱 しぼり立て」
上記ラベルデザインの法則から言ったそばから外れていますが
これは次の普通純米酒のしぼりたてだからと思われます。
勿論、しぼりたてなので渋みのあるさわやかさんですが米の甘味やコクもしっかりありますぞ。

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ワイングラスなんかで飲んじゃったりしたりして。

「残草蓬莱 普通純米酒
これまた法則から大きく逸脱した昔ながらのジャケですが
このお酒はいわゆるほぼ地元消費のREAL地酒ですから
昔から親しんでいらっしゃるLocl Drunksを配慮しての事かもしれませんね。
という事でこのお酒を求めて蔵の方にもおじゃましたのですがたま~にMAN吉商店さんでも見かけます。
一升2000円と嬉しいお値段、14度とやや低めのアルコール度数ですが味の方はあなどれませんぞ。
思ったより辛口で熟成感はありませんが甘味とコクはしっかりありキレも良く飲みやすいです。
燗は甘味が増します。30~35度位が好みでした。夏なら常温か。
60度越えでもバランス崩れずイケますが奴らはやってきません。
神奈川酒にしては素晴らしいコスパです。が、開栓してからのヒネが若干早い様な気もします。
毎日、欠かさず飲めばいいんじゃない?というメッセージが込められているのかもしれませんね。

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急いで口で吸え。

さて、残草蓬莱シリーズはかつては残草が無くただの「蓬莱」でした。
「蓬莱泉」という有名なお酒も有るからか2012年頃から残草が頭に付きました。

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ほら我々が活動している界隈ではよく有るじゃないですか。
バンド名が同じだからとか似てるからとかで名前変えろとか。
かく云うワタクシもN.Y.のGO!(ビックリマーク付き)に名前変えろ、ツブすぞと散々メール送ったのですがね…
ってウソよね~。
勿論、残草が付いたのもそんな訳ありませんよ。
「蓬莱」時代のひけらかしは次回にするとして以降、ちょっとひけらかし。

「残草蓬莱 純米酒
過渡期、初期の作品。COCで喩たらAnimosityの様な感じです。
ジャケもそれまでのジャケに申し訳程度に残草のハンコ押した感じです。
よく有るジャケなしEPの白スリーブに押してあるハンコをイメージしてください。
最近の熟成感のある感じでは無く辛口でスッキリした感じですが米の甘味は良く出ていた記憶があります。
これがまた、燗が美味かった。50度以上の熱めでも揺るぎなく。でも45度位が好みでした。
現在の緑ラベルはまだ家でじっくりと飲んだ事無いので、どの様になっているか気になる所です。

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でもよく見るとバックに残草って入ってますね。

「残草蓬莱 山廃仕込 無濾過生原酒」(Out Of Print)
こちらはMAN吉さんで試飲奨められ、車だったので、じゃ、香りだけでもと嗅いだらそりゃもう買いでした。
カプロン系ではなく本当、ザ米って感じの臭い。それだけでお茶碗一杯いただけるような感じです。
冷では意外と爽やかなイイ感じの酸で米の旨味もばっちり乗ってますがキレもいいです。
これがまた、ちょっと温めただけで豹変。一気に奴らが立ちだしてフィーバーでした。
極ぬる燗か50度越えが個人的には好みでございました。
こちらは上記、方向性の明確化により「昇龍蓬莱」レーベルに移籍の様です。
まだ「昇龍蓬莱」の山廃は飲んだ事ありませんがワタクシのBUY OR DIEリストに入っております。

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ホッケとお燗でフィーバー。

あ、鬼人奇才でフィーバーするべきなのはサンデーナイトですからね。お間違え無く。