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PunkバンドGOのUseless Information

各告知&昇龍蓬莱「ぬる燗番長 温水燗吉」(神奈川県、愛川町、大矢孝酒造)

先ずはドラム君の店「MONKEY WRENCH」情報から。
当初の予定通り5月16日にグランドオープンする運びになりましたので
皆様、お誘いあわせの上、ご参集いただければ幸いです。
小田急向ヶ丘遊園駅北口、改札を背にして右斜めに伸びている広めの道を直進。
一階に鰻屋、「呑ちゃん」という呑み屋などが有るサンフラワーという集合ビルの2階。
改札からは徒歩3分位の好立地ですぞ。

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craft Beer Bar MONKEY WRENCH
神奈川県川崎市多摩区登戸2130 サンフラワービル2F
TEL:044-712-3969
E-mail:monkeywrench@kuf.biglobe.ne.jp
GOライブの日以外無休(予定)
17:00~24:00

さて、前回からの続きでWAGPLATYメンバー各位によるチラシを凝視し頭に入れてくださいね。

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今回は参加できないにもかかわらずチラシはしっかり造る心意気。流石。田辺君作。

2018年7月15日(日)新代田FEVER
Bleeding Records企画「鬼人奇才 ドクゼツナ コドクナ ドクガ」に参加させて頂きますって。

本編?ですが、先ずはお詫びと訂正。
前回、残草蓬莱の山廃が昇龍蓬莱レーベルに移籍と書きましたが
昇龍蓬莱では現在、山廃は造っていない様です。
加水、火入れしたものがリニューアルラベルの残草蓬莱で一時期出ていたようです。
ひけらかしておいてUseless Informasionを流してしまい申し訳ございませんでした。

では、懲りずに前回からの続きでひけらかしを。

皆様に至ってはは日本酒義捐金プロジェクトというのを覚えていらっしゃりますでしょうか?
東北復興支援の為、各地のいくつかの日本酒蔵がユニオンの旗の下でここぞという秘蔵の酒を特別限定品で出して
ゆるキャラまで巻き込んで売り上げの一部を寄付するという一大プロジェクトでしたね。
海老名の泉橋酒造さんが言いだしっぺらしいので神奈川酒でも多くのいいネタが出されていました。
そしてユニオンの旗の下で立ちすくんだワタクシが選んだ内の1本がこちら

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いや~、美味くて息を飲みましたよ。

「蓬莱 特別純米原酒」(Out Of Print)
美山錦なので気持ち苦味も有りますが、だからこれはアリなんですよ。
苦味、甘味、酸味のバランスが絶妙で御座いました。(とメモにアリ)
原酒なのでアルコール度数も18度ど高めですがそれを感じさせないナニかが有りました。
これがまた燗が美味かった。(とだけ書いてありました)

「蓬莱 ウルトラ本醸造」(Out Of Print)
本醸造です。そう、全量純米蔵に移行する以前のブツを6年(平成23年当時)熟成した真に蔵出し。
6年も熟成しておられるのにヒネ感全くなし。キレさえ健在で味ノリも十分な辛口でした。真にウルトラ。
なんと本醸造なのに精米歩合58%なのですね。
また、アテにコーヒーとサンドイッチではなく酸っぱい物(酢の物など)と共に流し込むと
なぜか更に口当たりまろやかになりました。
想えばこの頃から大矢さんのお茶目なネーミング癖が始まっていたのですね。

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コハダ酢を炙ってみましたが…まあ…ね。

この際、生モト系、「昇龍蓬莱」レーベル関連もイっちゃいますよ。

「昇龍蓬莱 ぬる燗番長 温水燗吉」
県下13蔵がユニオンの旗の下に集まあって毎年2月に横浜のご立派なホテルにて催されている
神奈川県酒造組合主催「神奈川の酒を楽しむ夕べ」。
3年前に参加した折、最も印象に残ったのがこのお酒でした。
いや、やはり先ずは名前が…ね。
お茶目なネーミングも感極まった感じです。
ことワタクシも禿げ由来の坊主頭ですが、まだのびる所を伸ばせば温水さんばりにならない事もない。
なので他人事では無かったのです。
ああ、本当のところはぬるみずですがね。
まあ、その辺はともかく肝心のお味の方も最も印象に残りましたよ。
熟成香が有るやや褐色の液体は常温ではメイプル感と酸っぱ味が有るものの意外とスッキリキレが良いです。
なにせ番長ですからね。そりゃつけますよ。
ふんわりまろやかに味が膨らんでそりゃ美味いです。ぬる燗番長の名に偽り無し。
そういえば温水さんってたまに目つきが凶悪なときありますよね。やはり番長なのか。

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しばらくあの目が焼き付いて~。白子バター焼き

「昇龍蓬莱 生純米 山田錦77 槽場直詰 無濾過生原酒」
香りは控えめですがバナナとかメロンソーダみたいな感じ。酢酸イソアミルってヤツっすかね。
微発泡アリ。槽場直詰無濾過生原の醍醐味、生ナマしさと渋みもタップリ入ってます。
ですからね。そりゃ無濾過生原酒でもつけますよね。
渋みが抜ける感じでマイルドになりこれまた美味いです。
55度以上で奴等も立ってきますがちとバランスが崩れる感じがしました。

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今でもワンマンの頑固者のイヌと。

「昇龍蓬莱 ひやおろし
上記、無濾過生原酒と比べると香は大分落ち着いて米の甘い香りがします。
スッキリした感じの辛口ですが米の甘味や僅かなメイプル感が真ん中辺にある感じがしました。
ひやおろしですからね。燗つけて当然です。そりゃ色々つけてみましたよ。
45度くらいまではイイ感じに味が膨らんで美味いです。
50度以上はちょっと酸っぱい匂いが出てきますがこれもまあ。
個人的には極ぬる燗32~3度(夏なら常温)がクリーミーな酸が出て好みでした。

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エリンギ。

「昇龍蓬莱 蔵内参年熟成酒」
蔵がしっかりと管理した熟成酒なんてそりゃもう買うべきですよね。
精米歩合、使用酒米酵母など上記ひやおろしと一緒ですがこちらは純吟となっています。
ひやおろしはほぼ透明ですが流石に褐色がかっており見た目からメイプル臭が漂ってくる様です。
で、漂ってきます。
常温では熟成メイプル感と酸っぱ味が感じられますが意外とキレもありスッキリ飲めました。
燗はそりゃもう。とにかく美味いとメモに書いてありましたよ。

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見様見真似マカロニサラダ。まあ…ね。

こちらのレーベル「初号機」やら「辛口師匠、勘弁して下さいよ」とかお茶目なネーミングが目白押しですが
蔵元、大矢俊介さんは坊主頭にメガネのハンチングとサスペンダーが似合いそうな男前です。
件の「神奈川の~」での大矢さんの挨拶。
「頭もお酒も滑らかな大矢です。」
流石、自ら杜氏を兼務されていた頃(2012年)、南部杜氏自醸清酒鑑評会でリーダーに選ばれた御仁です。
しなやかに筋の通った姿勢は見習わなくてわとすぼめた肩を震わせて…

愛川町大自然に囲まれた工業地帯、ファクトリーが多い場所柄…ね。