米焼酎 「よろしく千萬あるべし」
例の清瀬の酒屋も御多分に漏れず。目的のブツを定めずにお薦めを聞けば薦められるのは芋焼酎。
米や麦はどんな感じですかと問えば高田文夫似の兄さんに一瞬、怪訝な顔をされました。
ですがそこはもはや牙の抜けた犬ちゃんである己にはカチンとも来ません。
ならばと薦められた米焼酎、八海醸造「よろしく千萬あるべし」2415円を
「あと1本だけど次、入るか解んないんだよね～。」に釣られて買いました。
あの日本酒「八海山」のとこのです。
減圧蒸留という事でスッキリしてしまうのは抗えぬ事とは思いつつも2年熟成という事で
黄麹ならではの吟醸香を期待せずにはいられなかったのであります。
己の脳内は日本酒には海産物（特に烏賊)という概念に凝り固まっているのですが事、米焼酎となると話は別。
焼き鳥を買い家路を急ぐ。
速攻で風呂に入り食卓へ。温め直した焼き鳥と横浜の居酒屋「おいちい」からパクった「ネギまみれ冷奴」がスタンバイ済。
この冷奴、寄せ豆腐においしい塩（これが重要、我家では淡路島の藻塩を使用)と小口切りの万能ネギを降り、
胡麻油を廻しかけただけの誰でも出来る逸品です。居酒屋では500円以上したんだよな。
かつて毎週喰っていた新丸子「竹沢」の焼き鳥から比べるとボリューム30%引き値段20%増量な焼き鳥だが美味い筈だ。
役者は揃った。いざ開詮。先ずは香りを…焼き鳥の臭いの方が強い！きっと上品で繊細な香りなのでしょう。
先ずは一口…ん？うまいっちゃあ美味いが…サッパリしすぎちゃあいませんか？
僅かに甘みも感じられるが淡麗辛口。うまいっちゃあ美味いが女人向けか。
うまいっちゃあ美味いので今夜も飲んでみます。焼き鳥もうまいっちゃあ美味かった。
追記：
己が悪かった。考えてみりゃあ日本酒にロックは無い（有るのかもしらんが)。
最初に飲んだ瞬間、枡酒の様な香りがしたのですが氷が解けていくに随い
薄まってそれが消えていくのはむしろ自然だ。
なので瓶ごと冷やしてみた。そしてストレート冷で飲むと…美味いが
日本酒よりアルコール度が高い為、アルコール臭も多少あり。
己的にはキューブ氷を一個だけ浮かべると抑えられる気がしますが。
その辺、日本酒というのはちょうど良いのかもしれません。
アテもちょっと美味しい厚揚げを油を引いたフライパンで表面がカリカリになる様
炒め、藻塩を付けて喰うのがとても良く合いました。
